６６ デストロン／シティコマンダー ガルバトロンⅡ （e-HOBBY限定）
破壊を好む残忍な兵士、その秘密とは・・・
e-HOBBY限定で販売されたガルバトロンⅡの紹介です。
「オレはデストロンのニューヒーロー、要塞参謀ガルバトロンだ。」
デストロン／シティコマンダー ガルバトロンⅡ
故郷セイバートロン星が破壊され、サイバトロンも絶滅同然となった別の平行世界において、
地球の恐るべき支配者となったもう一人のガルバトロンがいた。
この強力な別世界デストロンの存在を感知したユニクロンは、時空を越える力で彼を召喚し、
敵勢力に対する先遣攻撃を命じるのだった。
しかし彼ガルバトロンⅡは、その底知れぬ征服欲と傲慢さから主に反逆し、
過酷な戦いの末ついに従属の鎖を断ち切ったのである。
今や彼自身の狂気を置いて、その野望を押し止める物はないかに見える。
しかし、ユニクロンの道具として永遠に翻弄され続ける運命が、いつまた彼を運び去らぬとも限らないのだ。
台詞はトランスフォーマーテレフォンより。
2005年に紫色のアニメカラーで、新破壊大帝ガルバトロンが復刻。
2006年にe-HOBBYからG1当時仕様に近いカラーで商品化されたのがガルバトロンⅡです。
ウルトラマグナスに合わせたのか、役職が要塞参謀からシティコマンダーに変更されています。
（余談ですが、e-HOBBYホームページ内「e-HOBBYミュージアム」では要塞参謀のままで掲載。）
なお、同年にe-HOBBYから限定発売された
「T.H.S.-02Bハイブリッドスタイル コンボイ ブラックバージョン」のパッケージコミックにおいて再登場。
レーザーウルトラマグナスを追い詰めました。
2016年には、Webコミックユナイトウォリアーズ第４章バルディガス前編において、
UWガルバトロンの正体が、この要塞参謀ガルバトロンであった事が判明。
2017年には、トランスフォーマーレジェンズWebコミック第４２話（LG-43ダイナザウラー計画）にも、
スクランブルシティ発動編の時代として登場しています。
「それからオレには重要な秘密があるのだ、それが明かされるのも近い将来というわけだ。」
説明しよう！要塞参謀ガルバトロンとは？
スクランブルシティ計画編（1986年）に登場していたデストロン。
サイバトロンのスクランブルシティに対抗すべく誕生した兵士、それが要塞参謀ガルバトロンだ！
ウルトラマグナスのライバルとして紹介され、アニメに先行して玩具、雑誌媒体で活躍。
続編であるアニメ２０１０では、ガルバトロンはメガトロンの再生、強化された姿ですが、
この時期の媒体では別人あり、ガルバトロンはメガトロンの部下として行動。
テレビマガジン等では、２人同時に写っているイラストもありました。
一応、トランスフォーマーテレフォンでは秘密があるような事を言っていましたが・・・
ガルバトロン、レーザータンクモード。
当時の雑誌等では、「メガトロンの融合カノンよりも凄い」と記載。
サウンドギミックは、ロボット時の腰にある黒いパーツ。
腕のキャタピラ内と、ＳＦガンのグリップ内には車輪が内蔵されており、転がし走行が可能。
ガルバトロン、ＳＦガンモード
自立はできなかったので、適当な梱包材を使って立たせてみました。
グリップが長く、モデルガン用のスタンドでは長さが足りませんでした。
苦肉の策の斜め下から。
変形するとメガトロンのように小さくなるのだろうか・・・
ＳＦガンモードでは、赤いトリガーでサウンドギミックを発動。
トランスフォーム！
ガルバトロン、ロボットモード。
電飾ギミックを内蔵しながらも、可動部は多いです。
ロボットモードでのサウンドギミックは腰の黒いパーツで発動。
SFガン、ロボットモードの音声は背中のスイッチで切り替わります。
サウンドギミックと共に目が発光。
音声は以下の５つ、内４つは復刻版ガルバトロンと共通で、１つがシークレット。
「ワハハハハ、この愚か者め！」
「ええい！サイバトロンをひねりつぶせ！」
「この役立たず者が！」
「ええい、破壊してくれるわ！」
「ワシの子分にならぬか？」（シークレット）
ちなみに削除されたボイスは
「デストロン軍団、トランスフォーム！」
ガルバトロンⅡがデストロンのリーダーではない事を考えると、
変更に選ばれたのが、軍団への命令ボイスなのは納得できます。
特典のクリエーションマトリクス
電池ボックスは腹部。
単4電池2本使用。
パッケージ。
2005年に復刻された、新破壊大帝ガルバトロンにシールを貼付したもの。
付属カード。
今回の撮影では使用していませんが、特典のレリーフデカール。
テレビマガジン1986年6月号のイラストでは、各所に金のレリーフが装飾された姿で登場。
このデカールは、テレビマガジン版を再現する為の物。
最後に2005年の復刻版ガルバトロンと並べてみました。
アニメ以降の商品化ではお馴染みの紫色のカラーとなっています。
しかし、1986年前半という時代において、グレーの要塞参謀ガルバトロンが存在していたのは事実。
玩具や雑誌を見て、要塞参謀ガルバトロンの活躍を思い描いた子供も多かったでしょう。
まあ、私はウルトラマグナスとの対決を楽しみにしていた方でしたが。
２０１０で、紫色をしたガルバトロンを見て、テレビの前で「誰だお前？」となったのも遠い昔。
という事でガルバトロンⅡの紹介でした。
2016/03/20
2016/03/21 THS02Bパッケージでの登場を追記
2017/03/12 Webコミックでの登場を追記
