フレンジー　（Ｇ１）

Ｄ－５８　カセットロン／特殊破壊兵　フレンジー
アンコール復刻１９　カセット大作戦　ｖｏｌ．３（発売元：タカラトミー）

小さくて生意気、それでいて、どこか憎めないオシャベリなカセットロン、フレンジーの紹介。
今回紹介するものはブリスターパッケージの後期版です。

「泳ぎ一つ満足にできない奴が生意気ぬかすんじゃねえよ」

デストロン／特殊破壊兵　フレンジー

水や空気のように戦いを求め、公私に関係なく戦闘を行うために、仲間達からも重宝がられている。
２００デジベルの高音を発生し、敵の回路内の電流を乱したり遮断したりして錯乱させる事ができる。
両腕をハンマーアームに変形させ、地震を起こすことが得意。
彼の弱点は、体が小さいために肉体的な戦闘力はあまり強くない事である。
また、彼に攻撃に対しては、冷静に論理的な対処が有効である。

出番の多い人気キャラだし、あまり説明は必要ないかもしれませんね。
セリフは第３話「地球脱出！」で、ハウンドと対決したときの物。
ハウンドとは、前の話である第２話「ルビー・クリスタルの秘密」で、水中戦をくりひろげています。
（オープニングの水中でのハンマーアーム起動シーンはこの話です。）

第２９話「タイムトラベラー」ではラムジェットに乗り、ワーパス達と戦ったり、
第４１話「ベクターシグマの鍵　Ｐａｒｔ１」ではＦ１カーを操縦したりもしています。

人型でありながら、カセットロンとしては知力「５」と低く、それを表すかのように、
第４３話「変身の泉」では、シースプレー達に騙されて、木に変身させられてしまう失態をしている。
（参考までに、ランブル「５」、ジャガー「８」、コンドル「６」。この数値もアテにならないんだけどね。）

第７話「ダイノボット誕生！」でスラージに対して地割れ対決で敗北して以来、
ダイノボットに苦手意識があるようで、第４４話「ホイスト　ハリウッドへ行く」では
映画の撮影用のロボット恐竜をダイノボットに見間違えて銃を乱射するシーンもあります。

名前の由来は「熱狂、錯乱」。

「ＬＤ-ＢＯＸセットｐａｒｔ１サイバトロンＢＯＸ」によれば、アニメでは指定色が間違っており、
本来は出番の多い青い方がランブルとして描写されたもので、
出番の少ない赤い方がフレンジーなのである。
（海外版では脚本どおりの名前で、青い方がランブル、赤い方がフレンジーと呼ばれている。）

カセットテープに変形。
玩具は「ミクロマン／ミクロチェンジ」ＭＣ－０１ミクロスの仕様変更品。

ロボット時に腕にあたる位置のシールはハゲやすいので注意。
サック箱パッケージの前期版にはバリヤーケースが付属しました。

サウンドウェーブに収納して遊ぶのが、本来の遊びなのですが、
サウンドウェーブに収納を繰り返していると、
足のシールが剥がれてしまうので、オススメできません。
（写真は私が最初に買った物、紹介に使っているのは２代目）

フレンジー、ロボットモード。
変形写真は省略。

ロボット時の肩、つま先は、前期版が金属製、後期版は樹脂製になっています。
武器のマシンガンはＮｏ．１８のサック箱版が銀色、Ｄ－５８ブリスター版は金色。

ザ☆ヘッドマスターズ時期にＤ－１０３として再販の予定もあったらしい。
海外では１９８６年以降は、ラットバットとセットで発売されています。

内部からスプリングで頭部を押し出している関係もあり、
首の座りが悪く、ほとんど右か左のどちらかに傾いています。
また、この機構が故障の原因にもなっていて、
昔のジャンク品には頭の無い物が数多く出回っていました。

「壊すにはもったいない景色だ」

兄弟のランブルに比べ、出番も多い上に、オシャベリなのが印象的。
任務の最中でもよくオシャベリしていました。
セリフは第２４話「ミクロの決死隊」で森を破壊している時のもの。

「では、フレンジー様の得意技、ハンマーアームを受けてみろぉ！」

こちらは、Ｋ・Ｔ　Ｆｉｇｕｒｅ　Ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ版フレンジー。
特徴的なハンマーアームで立体化されてます。
第２２話「スチールシティ」や、ザ・ムービー等ではランブルと共に、
ハンマーアタックを行いサイバトロンやビルドロンを攻撃しています。
出番の多い彼は一人でハンマーアームを使うシーンも多かったです。

顔が怖いってば！
大きさはＧ１サイズとなっているため、
他のカセットロンと並べるのにもいい感じ。
ハンマーを改造用に使ってもいいかもしれません。

「サウンドウェーブの悪口を言う奴にゃ、オレ達が相手だ！」
「さあ、かかってきな、ポンコツのサビ野郎！」

サウンドウェーブには忠実で、ムービーでのニューリーダー争奪戦では、
兄弟のランブル（※１）と共にサウンドウェーブを支持している。

出番も多いし、人気もあるんで是非、復刻を・・・
と何度も言っていたのですが、2009年12月にカセット大作戦Vol.3で復刻！

雑誌等の記事によると、新規金型を起こしての復刻。
初期版と同じく、肩つま先は金属製、武器は銀メッキ。

復刻版では首が改修されており、傾かなくなった他、
膝やカセット面のシールがタンポ印刷に変更。

変わりに腕やモモのシールは無くなりました。
（アニメ版ではモモは水色なので、アニメ準拠ということでしょう。）

何はともあれ、うれしい復刻ですね。