１１ デストロン／航空兵 スカイワープ＆サンダークラッカー （発売元：タカラトミー）
ＭＰ、変形！ヘンケイ！とここ数年で発売ラッシュのジェットロン勢。
やはり初代の玩具も知っておきたいところ。
スカイワープの復刻は２００１年にもイベント限定で行われていますが、
今回は２００８年に発売されたアンコール復刻版の紹介です。
「何しやがるこのチビ！ちょろちょろしやがって、目障りな奴だ！」
デストロン／航空兵 スカイワープ
瞬間に一定距離をワープすることができる航空兵。
キャラクターバイオの数値に反して、頭はあまり良くないようで、
メガトロンには忠実であるが、不正確な指示により、混乱することもある。
小さい者、空を飛べない者を馬鹿にしており、そのため、フレンジーとは仲が悪い。
第９話「地球消滅計画」ではフレンジー、ランブルとケンカを起こした事も。
その割に第２４話「ミクロの決死隊」では仲良くエネルゴンを飲んでいたような・・・
アニメ第１作では最初に地球で復活したトランスフォーマーとして有名。
第５話「メガトロンの帰還」ではガンモードのメガトロンを手にするも、
テレトランワンにコンピュータを乗っ取られ、
「わからんのか愚か者が」
とメガトロン様に叱られてしまう事も。
ザ･ムービーのサイバトロンベースの戦いにて負傷、宇宙空間に破棄されるも、
ユニクロンによりサイクロナス（またはサイクロナスの同型：※１）に再生されている。
後にマシンウォーズ版でも登場していますが・・・Ｇ１との関係は好きに解釈しましょう。
アニメ初期には同型が多数登場。
敵側の商品、それも一般兵が商品化されるのは非常に珍しいです。
（ＴＦに慣れると、そうは思えなくなってしまいますが）
「サンダークラッカーよりメガトロン様、テレポートの許可を願います。」
第３話「地球脱出！」では追撃してきたアイアンハイドを迎撃の許可を取るが、
被弾したショックのためか、サンダークラッカーと自称。
何？吹き替えミスじゃないのかって？あーうー
マッハ２～２．４で飛行可能な、黒いＦ－１５ジェット戦闘機にトランスフォーム！
主翼下に取り付けられた熱誘導ミサイル（サイドワインダー）はスプリング式で発射可能。
予備ミサイルは無いので、無くさないように注意です。
ゴム製のノーズがちょっとイビツな形になっているのが気になる。
ウィング、ノーズのデストロンマークはタンポ印刷です。
本来、その場所に貼るシールは余ります。
他の玩具に貼って、デストロンを増やそう！（おいおい）
「さっきから、コンバットロンの基地上空に達してますが、着陸許可のよびかけにまるで応答がねえんだ」
第５４話「ブルーティカスの復活」では、コンバットロン基地上空で、ぐるぐるぐるぐる。
やっぱりメガトロン様に怒られています。やっぱりおバカキャラなのね。
キャノピーは美しいクリアーオレンジで再現。
開閉可能で、小物程度なら入れる事ができます。
（元になったジェット機ロボではダイアクロン人形が入るのですが、
ＴＦ版になったときにキャノピー内部が補強されており、
残念ながら、手持ちの後期ダイアクロン人形は入りませんでした。）
スカイワープ、ロボットモード。変形写真は省略。
熱誘導ミサイルの先端を交換することで、可変口径機銃（マシンガン）に変更します。
ここまでおバカキャラの事ばかり書いてますが、
第２７話「ダイノボットの逃亡 Ｐａｒｔ１」では、ロボットモードに戻ったダイノボットに対し、
メガトロン様の合図で反撃、見事逆転勝利する。
何、やっぱり自分で考えて行動してないって？え～と・・・
黒と紫のデストロンカラー。
ダイアクロン版には同様のカラーリングは存在せず、
ＴＦ初のオリジナルアイテム（※２）です。
目のシールがすぐ剥がれる＆貼り難いで、ファンを悩ませ続けた頭部。
今回は目の部分だけ切り取って貼っています。
アンコール版付属コレクションカード。
彼の数値が高いのは、Ｇ１（ただし海外版のみ ※３）の頃からなのですが、
スタースクリームと数値が入れ替わっているという噂もあります。
パッケージ。
ロボットマスターズ版に続き、アンコール版でもサンダークラッカーとセット販売。
先に発売されたスタースクリームを合わせれば、初期ジェットロン３人組みが揃います。
標準的なサイバトロンと並べるとこのぐらいの大きさ。
戦闘用に造られたデストロンの方が強いという印象が玩具からも伝わってきそう。
スクランブルシティ編初期パンフレットには、ランボル＆アラートのカウンタック兄弟コンビと
サンダークラッカー＆スカイワープの航空兵コンビの対決シーンが載っていました。
（初出はテレビマガジン１９８５年１０月号だそうです。）
そう、この組み合わせは、パンフレットからの組み合わせなのです。
（劇中にはこんな対決ないですよ）
そうこれが、普通のヒーロー物なら、こんな対決はできません！
悪役あってのヒーローなのです。
そういう意味では今回のアンコール復刻がうれしい人も多いと思います。
さあ、対決だ！
08/09/23
09/08/29 少々追記
※１：サイクロナス（またはサイクロナスの同型）
ムービーで負傷したスカイワープは、サイクロナスと同型のＴＦに生まれ変わっている。
この時、サイクロナスと同型のＴＦは２体いたため、サイクロナスかどうかは確かではない。
が、メガトロンの再生した姿であるガルバトロンに忠実な面等から、
スカイワープがサイクロナスになったのではないかという噂もある。
※２：ＴＦ初のオリジナルアイテム
海外版ではこの通りなのですが、国内版準拠で考えると、
ナンバーの若いアラートがＴＦ初のオリジナルアイテムになってしまいます。
まあ、アラートの場合、ニューカウンタック・ポリスカーの仕様変更品と考えるのが普通ですが。
※３：彼の数値が高いのは、Ｇ１（ただし海外版のみ）の頃から
国内版初期アイテムの玩具には、キャラクター設定のみで、
数値に関しては記述がありませんでした。
したがって、スタースクリーム、スカイワープには数値の記述は無し。
（グッドバイメガトロンセット版のスタースクリームには数値あり）
